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クリームチーズでヒドイ目にあった - 被害者:源平

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"もったいない"という言葉がある。

日本発祥のこの大切な思想は、これからの地球環境の未来を考えるにあたって

非常に重要な意味合いをもってくると思われる。

有限の資源を大切に使い、まだ使えるものを安易に捨てたりしない。

"もったいない"ことをするのは地球に対する罪なのかもしれない。

グアテマラのシェラでのホームステイを終えた僕らは、

次の目的地であるアティトラン湖のほとりの村、サンペドロララグーナへとやってきた。

山々に囲まれた美しい湖の近くに宿を見つけ、荷物を降ろす。

この荷物を降ろした瞬間の安堵感、開放感は何度味わってもいいものだ。

お茶とおやつなどのくつろぎセットを出して休憩することにした。

宏実が荷物の中からクリームチーズを取り出したが、見た感じチーズと汁が少し分離していた。

「源平これ捨てといて」

と、手渡された僕。

僕はチーズが好きだ。あらゆる種類のチーズを愛している。

(後日の話になるが、パラグアイで「これチ○カスの匂いがするから食わない」と目の前で言われても

「そうだねー、ちょっと似てるね^^でも濃厚でおいしい」と笑顔で食べ続けたほどチーズが好きだ。

でも食べてる人の目の前でその発言はないわ)

容器に半分くらい残っているおいしそうなクリームチーズ。

これを捨てるなんてとんでもない!もったいない!!

大体チーズなんてすぐ腐ったりしないだろ!と思って全部食べた。なぜかあまりおいしくなかった。

1時間後、ゴミ箱の中に空のチーズの容器を見つけた宏実に、

あんたはバカだよ!と散々いわれたが、この時点ではまだ自分の馬鹿さを把握していなかった。

夜になり部屋でくつろいでいるときに、異変は急に起きた。

なんだか腹部の膨満感を感じ、急な吐き気に襲われたのだ。

吐くのをこらえていたが、更に突き上げてくるなにかに耐えられず、

ボッ!という音とともに僕は口から爆発した。

一旦堤防が崩れてからはとどまる事を知らず、上から下からもう誰にも止められない状態に。

出すものをすべて出し切ったあと、ベッドに倒れていたのだが、15分に一度くらいひどく苦しくなり、

起き上がると「ゲェェェェェェーーーップ」と腐卵臭のするゲップが出た。

この匂いがまたひどくて、自己嫌悪になるし同室の宏実にも悪いしで最悪の気分だった。

膨満感はますますひどくなり、明らかにクリームチーズが腸内で発酵している様子だった。

このあたりでようやく自分のした馬鹿さを理解。しかし時すでに遅し。

結局一晩中苦しみ続け、翌日になって、少し食欲が出てきたので軽く食事を取ったら、すぐ下痢とゲップのコンボがまた始まり再度苦しむことに。

こういうときは断食するしかない。というわけでその後しばらく断食をして、ようやく治ることができた。

もう二度とこんな思いはしたくない。

教訓:腐りかけてるものはもったいなくない

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